コムズフェスティバル

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今年は午前中の開会行事や、クミコさんのトークショーにも参加しました。

素晴らしい歌声は、歌手ですからもちろんなのですが
彼女の内面の温かさが姿や声にもよく表れていました。

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クミコさんは、2010年3月11日、その夜行われるのコンサートの
リハーサルを石巻市でなさっていたそうです。
老朽化が進み、クミコさんのコンサートを最後に建て替えることになっていた
市民会館の地下で大きな揺れに遭遇されたそうです。
揺れがおさまって、なんとか屋外に出たクミコさんとスタッフの人は
命からがら高台に逃れ、振り返るとみるみる市民会館が波に飲まれていったそうです。

全てのことは1時間(揺れ~津波)で終わったそうです。
情報が無く、ラジオからは、「あなたの傍に一人の人はいませんか?
声をかけてあげて励ましあって朝を待ちましょう」というメッセージが
繰り返し流れていたそうです。
その1時間は、激しい雪が降り、神様なんていないのか、と思ったそうですが
街の灯りが消えたその夜は、快晴で、空いっぱいに明るいほどに星が輝いていたそうで
天に昇った沢山の魂が生き残った人を照らしてくれているように見えたそうです。

その後、被災したピアノの改修に協力する活動を続けておられるそうです。

午後からのシンポジウムは、準備にややドタバタしましたが、
パネリストの甲斐芳子さんがご持参くださった手作りのお茶や食べ物に
参加者は大喜び、何もかもが、私たちが普段いただいているものとは
ぜんぜん違って、命を育む、そんな美味しさにあふれていました。

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内容的には、伊東さんの、マスコミの裏側のお話と放射能汚染
甲斐さんの素敵な山暮らし・・・まとめにくい話になりましたが
コーディネーターの松井先生、なんとか着地させていただき、ありがとうございました。

フロアからも、原発について専門的かつとてもわかりやすい発言をいただきました。
作ってしまった原発を、停止したとしても、安全性を保つために
多額の費用がかかるそうですが、電気(お金)を生み出さないものに
多額の投資ができる民間企業はないことなど、よくわかりました。
安全に運用することに全精力を傾ける、という選択を
するしかない、という現実もあるということを知ることができました。

難しい中身に、午前中の感動を忘れていた私でしたが
松井先生が、みんなで写真撮るんですよね~と思い出してくださって
残った方々で、手を繋ぎ、肩を組んで記念撮影をしました。

この日、この時間にここにお集まりくださった皆様とこれも何かのご縁ですから
ここで語り合った思いを共有し、拡げていかれますよう願っています。

パネリストの甲斐さんご夫妻
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沢山の美味しい食べ物やどんぐりコーヒー、野草茶、桜茶、そして温かな思いをありがとうございました。

パネリストの伊東英朗さん
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全国放送の最後の編集を終えた足で帰途につき、松山空港に1時半という
ギリギリの時間にかけつけてくださってありがとうございました。

ジ・アース編集長故忽那修徳氏夫人早苗さん
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バックナンバー全巻をご寄贈くださってありがとうございました。
みなさんに見ていただき、欲しい方にお持ち帰りいただきました。
今見てもとても新しい忽那さんの記事が、再び愛媛のみなさんの心に広がっていくことでしょう。

ご自宅での省エネ実践を写真やレポートでご紹介してくださった
環境カウンセラーの藤本豊實先生
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ご多忙の中、丁寧にご準備くださってありがとうございました。
来場者に大変好評でした!

最後になりましたが、松井先生、ありがとうございました。
今日も少年のように好奇心にあふれておられましたね!
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井上

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