センス・オブ・ワンダーを探しに
夏もそろそろ終わり…ということで、家族3人で夏の自然を満喫してきました!
題して、環境省環境カウンセラー藤本 豊實先生の「センス・オブ・ワンダー」レクチャーです。
わくわくドキドキで川に入る私たちに、まず最初の忠告が…
「緑色のところは踏まないように。滑るからね」
川が滑るというのは頭でわかっていたけれど、
何をどのように気を付けるかまで考えが及ばなかった私たち。
スタスタと川の中を歩いて行く藤本先生に、ま、待ってくださ~いと
足元慎重に、流されないよう必死について行く。
Wow! 先生、すごい。身体年齢おいくつですか?
お次は、サンシェードテントの設置でダメだし
大きな石をのけてから置かないと、痛いでしょ、と。
しかも、太陽向けて置いてたりして、何のための日除けだか
そうなのです。
「週末川に遊びに行くの~」というと「え?誰が?」と
言われるような私たち。アウトドアから遠ざかって久しいのです。
そんな親たちはそっちのけで、息子は藤本先生についてまわっておりました。
水中メガネで川の中を覗いたり、水中メガネが曇らないように
摘んだヨモギの葉を石ですりつぶしてその汁でメガネの内外を拭いたり、
石をひっくり返して魚つりに使う虫を取って、竿の針に取り付けたり…
川の水が青いのはどうしてだかわかる?(冒頭の写真の川です)
といったクイズまであって、息子にとっては全てが初めての体験で、
先生が教えてくださることに真剣に耳を傾けて、目をキラキラ輝かせていました。
プールと違う水の気持ち良さが気にいったようで、息子は
最初は怖がっていたものの、先生に誘導されてばしゃばしゃ泳いでいました。
きっと、西条小学校の「こどもエコクラブ」の子どもたちも、
藤本先生のご指導に、毎回わくわくドキドキしながら、
なぜだろう、どうしてだろう、どうすればいいのかな、
と真剣に学んでいるのでしょう。
私たち夫婦にとっても、懐かしかったり、初めてだったり、と
充実した数時間でした。私は、川の中を水中メガネで覗くのは初めてで、
泳ぐ魚の群れを目にして感動のあまり、しばし時間を忘れるほどでした。
魚もちゃんと釣れましたよ!
今はテレビやゲームでの疑似体験の多い時代ですが、
実際にその場に足を運んで、自分の目で見たり、自分の手で触ったり、
そこに住む全ての生き物の息づかいを感じたり・・・、
五感を使った実体験に勝るものはないのだと確信しました。
わざわざ海外旅行したり、遠出しないでも、こんなに身近なところに
遊びや学びがいっぱいの場所があるのですね。
帰りの車で、いっぱい遊んで疲れたけど、心地よい疲れだね、と夫と話しました。
私たち夫婦のようにアウトドアが得意でない親たちでも、誰かの協力を得て、
子どもの心に残る自然体験をさせてやれるのだとうれしく思いました。
子どもと一緒に自然の美しさに感動し、一緒に学べばいいのだと。
自然の中で、同じ時間を共有するだけでも、十分意義があるのではないでしょうか。
レイチェル・カーソンは、「センス・オブ・ワンダー」の中で、
子どもたちと自然との橋渡しを身近な大人がしていくことの大切さを語っています。
10月8日のイベントでは、自然と友だちの専門家の皆さんが
子どもたちと自然との懸け橋になってくれます。
アウトドア苦手なパパ&ママもぜひぜひ、お子さんを自然の中へ連れてきてください。
ご参加、お待ちしております!
みすず