メンバー紹介1 河野真紀子

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イベントにかかわる方々をご紹介していますが
我らが朗読者「天使の声」の持ち主 河野真紀子をご紹介します。

元テレビ愛媛アナウンサーですが、今はフリーランスでのアナウンサー業、
後進の指導を続けるかたわら、婚家のご両親が残された畑を耕す新人ファーマーでもあります。

10年前、とても美しい声の女性から電話をいただきました。
私たちが上映会をしようとしていた「センス・オブ・ワンダー」を
河野さんたちも予定しているので、一緒にしませんか?というお誘いでした。

その時は、芸能人と一般人のような隔たりを感じていましたが
映画会の後、このまま解散するのも残念なので、
センスオブワンダーを伝える活動をしたいね、ということになりました。

イベントをするというのは、大きくても小さくても、負担があります。
イベントを終えるたびに、疲労困憊したメンバーが引退していきました。
新しい仲間も迎えながら、なんとか「会」として存続していましたが
いよいよジリ貧になってきたときに、2人になっても、2人でできることを
やろうよ、と話しました。

環境教育活動をしている団体はたくさんありますが、
他の団体と決定的に違うことは、伝えたいことを、言葉として
ストレートに伝えることができるところです。
河野真紀子さんを擁して、私たちは、ちょっと独自な活動を続けています。

今年は、10周年を迎え、
休止状態だったメンバーも集まってくれて
10月22日にHommage星野道夫の世界というイベントを予定しています。

私たちの周りの全ての皆様に喜んでいただきたいと思って企画したイベントです。
ご多忙とは思いますが、万障お繰り合わせの上、是非
松前町文化センター広域学習ホールにお越しください。

星野直子さんの講演とスライド上映
大西由高さん、しばきや本舗さんの打楽器演奏、木元優希さんのピアノと
盛りだくさんの内容でお待ちしております。

そして、私たちの自慢!河野真紀子さんの美しい朗読を是非お聞きください。

朗読文(レイチェル・カーソン著「センスオブワンダー」より

朗読1
子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になる前に澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
 もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない<センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性>を授けてほしいとたのむでしょう。
 この感性は、やがて大人になるとやってくる怠慢と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。

朗読2

地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。
 地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終りの瞬間まで、生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう。
 鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾のなかには、それ自体の美しさと同時に、象徴的な美と神秘がかくされています。自然がくりかえすリフレイン――夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさ――のなかには、かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです。

井上

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