熊 博之さん ~ 2011 イベントチラシ デザイナー
「子どもたちに明るい未来をNETを支えてくださる方々」シリーズ
第5回目は、2011年のチラシ全般のデザインと担当してくださった
フリーフォトグラファーの熊 博之さんです。
ロケーション撮影を中心に、結婚写真、家族写真、
赤ちゃんの写真、マタニティと自然なありのままのその時を
撮ってくださるプロの写真家です。
チラシデザインは、普通、デザイナーに頼むものですが、
このチラシデザインの話がスタッフミーティングで持ちあがったとき、
真っ先にフォトグラファーの熊さんのことが頭に浮かびました。
彼の仕事に対する真摯な姿勢と人柄、そして彼の撮る写真から感じる彼の感性に
とても心惹かれていたからです。デザイナー候補も何人かいたにも関わらず、
彼を一押ししました。
プロの写真家に、デザインのオファーなんて失礼かも…と正直少し
ためらいがありました。けれど、彼からの返答はとても謙虚で、
何よりうれしかったのは、「『センス・オブ・ワンダー』を知らなかったので、
今日書店で買ってきて読みました」という言葉が添えられていたことです。
出来上がったチラシをみて、彼に頼んで正解だった、とスタッフの誰もが思いました。
星野道夫事務所の、星野直子さんからも即OKがでたほどです。
総合チラシの裏は、しらかたみおさんのイラストとインフォメーションを
熊さんがデザインしてくださいました。これだけの情報量を見やすくまとめるのは
随分苦労なさったと思います。根気よくお付き合いくださったことに感謝しています。
熊さんは、チラシだけでなく、今回の「Hommage 星野道夫の世界」のチケット、
プログラム、そして、子どもたちに明るい未来をNETの10年間の活動記録まで
全てのデザインを引き受けてくださいました。
活動記録のデザインを、全ての命の源である海の色で表現してみました、
とおっしゃった熊さん。まれにみる、心に「センス・オブ・ワンダー」を
持ち続けている大人です。
熊さんのお人柄やお仕事ぶりについては、私の口から申し上げるより、
彼のホームページを見ていただくのが一番だと思います。
結婚式といったかしこまった場面も、日常の家族のひとときも、
そのとき感じた優しさや切なさまでも写真におさめてくれる、
そんなすてきなフォトグラファーです。
ブログにときどき登場する息子さんの写真から、
熊さんのほのぼのパパぶりも垣間見れますよ。
今年の12月には、CAFE NEW CLASSICで、写真展を開催予定だそうです。
皆様、お見逃しなく!
みすず