12/22(土)、『自然環境教育えことのは』主催、「森の時間」に参加。

植物がご専門の大橋先生と一緒に森を散歩し、いろんなお話を聴きながら、
樹木の時間、草の時間、虫の時間、鳥の時間…様々な時間の流れがひとつになってできた
「森の時間」をみんなで感じました。山や木がたくさんある国に住みながら、
木について知らないことばかりだなぁと反省。
もともと日本人は、木の文化を大切にしてきた民族なのに、
いつからこんなにプラスティックに囲まれた生活が当たり前になってしまったのだろう。

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『森の時間』では、バウム=木、クーヘン=ケーキを意味する、
バウムクーヘン作りも体験しました。竹を回しながら生地をつけていきます。
二人の心を一つにし、炭火の上でひたすらくるくる回します。
焼き目がついたら、新たな生地をつけ、再び回し続けます。
6時間くらいかけて、みんなで交代で回し続けて、
30歳ほどの年輪のバウムクーヘンが完成!
竹から抜いて出来上がったバウムクーヘンを見た瞬間、
皆でお~!と唸りました。切ると、ちゃんとバウムクーヘン。
これはね、作った人にしか味わえない感動です。

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木のおもちゃのお部屋では、オセロやカプラ、木琴を奏でるようなボール転がし、
様々な種類の木で作られた積み木など、大人も子供も夢中になって遊んでしまう
おもちゃがあふれていました。木のぶつかり合う音、こすれ合う音はとても優しい。
子どもたちは、合間があれば、すぐにこの部屋に来ていました。

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午後は、木がご専門の小林先生の「年輪のお話と木工」の時間。
木がどんなふうに育つのか、年輪にまつわるお話、
年輪から気候変動などがわかるといったことなど。
木をたくさん使った、先生のご自宅を写真で見せてくださったのですが、
家族を包み込むような温かな空間がそこにあるように感じました。

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キッチンに並べてあった木のカップは、今年1月のシンポジウムに
パネリストとして来ていただいた、久万高原町の木地師、甲斐さん作。
口当たりが優しい木のカップで、オーガニックコーヒーを美味しくいただきました。

みすず